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英語教育の種類 リトミックで英語教育
リトミック教育とはスイスの音楽教育家で作曲家でもあったエミール・ジャック・ダルクローズが開発した音楽教育手法。
別名ダルクローズ音楽教育法ともいいます。
ダルクローズは音を聞き、それを感じ、理解し、身体全体で味わうことで音感を育んでいこうと考案したといいます。
リトミック教育は音楽だけでなく演劇などの芸術表現のトレーニングにも使われていて、その後時代の変化と共に英才教育や幼児教育、障害者教育などにも導入され、現在では欧米では盛んに行なわれている中、同様に幼児英語教育にもリトミック教育を取り入れている英語教室が日本にも増えてきました。
リトミックにより幼児が音を感じ、音に触れ、そして音を表現する楽しさを積極的に学べる、感覚として身体全体で表現していけるように芸術面を強化しながら英語を学習していくのです。
脳の神経細胞は、生まれた時にはほとんど出来ています。
そして3歳ぐらいまでに神経細胞がどんどん伸びていき、大脳の中でいっぱいとなるのです。
神経細胞が伸びるのは子供が体の内外から刺激を受けた時です。
そんな人格形成の基礎となる幼児期に行なうのが一番効果的と言われるリトミック。
実際に取り入れての英語教育を行っていくと、子供たちが皆楽しみながら踊ったり、歌ったりして英語の歌や英語の表現などを身体全体で吸収し、言葉や会話として表現できるようになっていきます。
子供が意味もない言葉で即興を歌うように、音楽は感受性と創造性を大いに刺激してくれるのです。
またリトミックには音楽・芸術系以外にも自立心や心の教育も兼ねていて、情操教育としても効果があるといわれています。
脳には大脳皮質のほか、感情をつかさどる大脳辺縁系と言われる部分など沢山の部分があります。
ある部分が自覚しく伸びていくと、他のあまり伸びない部分に侵食していくと言われています。
小さい頃から優秀だと周囲からいわれていた子供が、感情が充分に育っていなかったために人としての成長が伴わず社会から脱落してしまう話を聞くことがあります。
人間にとって感情や意思の働きは知的能力以上に大切です。
中でも豊かな感情、しっかりとした意思を持った子が大人になれば好奇心、行動力を維持してゆけるのではないでしょうか?
リトミックでは幼児期に最も大切な『感じること』の体験を、音楽を通してたっぷりとさせてあげられるのです。
前述したようにミュージックタイムにリトミック教育を取り入れるケースが、日本でも増えています。
そもそも英語教育におけるミュージックタイムではその季節に合った歌を歌い、踊り、歌詞の内容を体全体で表現するカリキュラムです。
子供達は体を動かすのが大好き。
楽しいレッスンで子供達は目をキラキラ輝かせ、どんどん英語を吸収していきます。
言語を習得する上で大切なことは、そのリズムを掴むということです。
歌や体で覚えた発音・リズム・意味は忘れにくく、インプットの時期である乳幼児期に、英語への好奇心を育むには最適です。
リズムがマスター出来れば英語が聞き取れるようになり、スムーズに話せるようにもなります。
動き、歌、手遊び、フラッシュカード、踊り、楽器、ゲーム、など、盛りだくさんのレッスンで、英語のリズムをしっかり学びます。
英語ではリズム感が大切なので、歌や踊りなどで耳と体を通して言葉を自分の中に取り入れるのが大事なのです。
ただ言葉だけで単語を覚えていくよりも格段に上達が早く、発音もよくなるのが特徴でもあります。
昆虫や動物が出てくる歌詞ならば、子供たちはその生き物になりきって踊ります。
熊やうさぎ、蝶など様々な生き物になりきるのは子供たちにとって楽しくて仕方ない遊びなのです。
ミュージックタイムでリトミックを取り入れた結果、子供たちは与えられた楽曲だけでは飽き足らず、独自の遊びを付け加えるようになるといいます。
これはある教育の現場での話ですが、最初は引っ込み思案で内向的、泣き虫でお友だちとも遊べなかった子が教室に通うようになって以来、徐々に明るさを持ち始め、帰宅後もその日習った英語曲を身振り手振りで歌うようになったといいます。
しかもそれだけでなく、家にあったおもちゃを指さし、歌詞ではカエルのところをその場にあった人形、と替え歌にして歌い続けたそうです。
強制的に教え込んだのではなく、音楽と英語というメソッドだったからこそ、こうした自主性を身につけられたのかもしれません。
子供たちは楽しい音楽では思いっきりの笑顔を見せ、悲しい音楽では本当に泣き出してしまったりするなど、とても感受性が豊かです。
真っ白な心で色々なことを感じられる幼児期だからこそ、リトミックで才能の開花と成長を促してみて下さい。
下記の表のように、これだけの力がリトミックによって引き出されると言われています。
音楽力 | 身体力 | 人間力 |
・リズム感 ・拍子感・フレーズ感 ・ダイナミクス ・絶対音感 ・相対音感 ・表現力 ・発声法 ・即興能力 ・作曲能力 ・楽典・分析力 ・他 |
・反射力 ・機敏性 ・手足の独立 ・バランス ・柔軟性 ・右脳左脳のバランス ・良い発達 |
・感じる心 ・想像力 ・創造力 ・協調性 ・思いやり ・表現力 ・好奇心 ・理解力 ・責任感 |