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年齢別英語教育と子育て法 英語保育検定って知ってる?
現在、小学校5・6年生での英語の授業が必修化し、小さいうちからの早期英語教育が進んでいます。小学校に上がる前からインターナショナルスクールやプリスクール、英語教室に通っている子、帰国子女や日本以外の国籍の子どもがいる幼稚園や保育園も増え、子どもたちが英語に触れる機会も多様化しています。
その中で、話題になっているのが保育英語検定です。こちらは、2011年から国際化に対応する幼稚園の先生や保育士の育成のためにスタートした資格試験。こちらの資格を取得していると英語ができる保育士の証明になっています。
保育英語検定は、一般社団法人保育英語検定協会が行っている民間の検定試験です。受験資格は特に必要ありませんので、誰でも受験することが可能なのが特徴です。保育士資格をもつ人が検定に合格すると「イングリッシュエキスパート保育士証」が発行され、一般受験者が受け取る「◯級保育英語士証」と同じように扱われます。
保育英語検定を取得する目的としては、子どもや保護者と英語でコミュニケーションが取れるようになること。そのため、一般的な英語の検定試験と異なり、赤ちゃん言葉や幼児言葉を学び、乳幼児と触れ合う現場で使える英語能力を身につけることにあります。
英語教育が低年齢化している昨今、英語力がある保育士が求められることが多くなっています。またグローバル化も急速に発展しているため、外国人の保護者や園児も増えてきました。
またインターナショナルスクールやプリスクールも非常に人気で、我が子を通わせたいと考える保護者も増えています。語学は「常時楽しみながら使うこと」が上達の近道ですが、ネイティブの教師だけでなく、いつもそばにいる身近な先生からも英語を学ぶことができれば、子どもたちが英語を学習するスピードもアップします。
保育英語検定を取得していれば、英語が苦手な保護者とネイティブ講師との懸け橋として活躍することもできます。
日本では、「おいちいね」「アンヨが上手」などといった幼児と話す際に使用する独特な赤ちゃん言葉があります。この赤ちゃん言葉は、英語にも存在します。
これまでの日本の英語教育は、貿易英語や筆記英語が重宝されていたため、筆記英語が中心でした。そのため「話す英語」が苦手な方が多くなり、子どもに向けた英語を学ぶこともありませんでした。「保育英語検定」とは、「子育てに使える英語」を広めるために創設された英語検定といっても過言ではありません。
試験は、2月中旬と7月中旬の年2回実施され、5級〜準1級、1級までの全6レベルで構成されています。
受験方法は5級の試験のみインターネットでの試験となり、あとの級は会場でのペーパー試験です。
・1級・・・専門レベル(筆記試験・リスニング試験)
・準1級・・・実務レベル(筆記試験・リスニング試験)
・2級・・・補助レベル(筆記試験・リスニング試験)
・3級・・・基礎レベル(筆記試験・リスニング試験)
・4級・・・初級レベル(筆記試験)
・5級・・・入門レベル(筆記試験)
1級と準1級のみ二次試験として面接があり、英語で質疑応答をクリアする必要があります。受験してみたい方は、保育英語検定協会のホームページを確認しましょう。