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モンテッソーリ教育 モンテッソーリ教育と手の発達
モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教育は集団全員が一斉に「やらなければならないこと」に取り組む教育ではありません。
発案者であるモンテッソーリが自ら心理学・生理学・医学などの研究を踏まえ導き出した日常生活の練習・感覚教育・算数教育・言語教育・文化教育の五つの教育分野があり、カリキュラム化はされていますが、その日何をするか時間割のように決まって全員が行う教育法とは違います。
一人ひとり年齢・月齢など違うということを前提に始め、子供は自ら興味を持った教材や教具に触れ、納得のいくまでじっくりと学び自由に子供のペースで活動をします。一見すると自由放任と思われるかもしれませんが、子供の自発的な学びを大切にした教育なのです。
家庭での取り組み方
家庭でモンテッソーリ教育を行うにはどのような取り組みをすれば良いのでしょうか?
押しつけるような教え込みではなく、子供が自ら興味を持って学びに取り組むように、まず、大人の私達は子供へ興味・感心を向けることから始めましょう。そして、子供が何に興味を持っているのかを見逃さない事が大切です。
- 1,子供を観察する
- 子供が何に興味を持ち、どんな遊びをするのか、を中心に観察します。
観察をしてみると、何に関心があり、手にとっているのか?子供がいたずらをしていれば、それも関心ごとへのヒントに繋がります。 - 2,仮説を立てる
- 子供が何をしたいのかをじっくり観察をした後、何に興味を持っているのか見極め、仮説を立てます。
- 3,環境を整える
- 観察し仮説を立てたら子供の環境を整えます。子供が興味を持ったものにあわせて、その行動を充分に行える環境を整えるのです。
例えば、何かを拭くことに興味を持ったなら、布巾を用意し、何かを注ぐ事に興味を持てば、手に取りやすい飲み物とコップを用意してあげることなどです。 - 4,子供を集中させる
- 子供の行動につい大人は口出しをしてしまいますが、子どもが集中している時には黙ってやらせることが大切です。大人が不安になり、子供に声を掛け、指示をするのはやめて、危険な場合以外はそっと見守り子供が集中出来るようにする環境を作ります。
- 5,活動を広げる
- 子供は次第に興味を持っている事に飽きを感じます。そんな時は、その活動範囲を広げられるようにします。そのため日々の観察が大切です。そして常に子供が興味を持つものを理解し、活動の範囲を広げる手助けをします。
このような流れを意識して子供と向き合えば、より深い関係が子供と築ける事でしょう。
手の発達
子供は足を動かし歩けるようになると、次に手を動かす事を覚えたがります。
手の発達と脳の発達はとても深い関係にあります。手を動かすことで大脳皮質が刺激されるので、手を使って操作するモンテッソーリ教具は、成長過程にある子供に最適な教具と言えるでしょう。
モンテッソーリが感覚教育の基礎に日常生活の訓練を置いている理由は、子ども達の興味のある遊びによって生活のルールを知らせながら手指を動かすことで、能力の発達促進を狙ったものとされています。
お友達みんなで出来る手遊び歌
皆様お馴染み“あぶくたった煮えたった”の手遊び歌をご紹介。